キョウゴク・ナツヒコ。作家。
2011年10月4日、京極夏彦の「西巷説百物語(にしのこうせつひゃくものがたり)」(角川書店)が第24回柴田錬三郎賞(集英社主催)を受賞。副賞は300万円。
1963年3月26日、北海道生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、グラフィックデザイナーを経て、94年「姑獲鳥(うぶめ)の夏」で作家デビュー。デザイナーとしての経験を生かし、DTP(編集)ソフトでページレイアウトまで行うことで知られ、2010年には「死ねばいいのに」(講談社)を書籍の刊行とほぼ同時にデジタル化。11年8月には10月に発売する「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔」(講談社)を単行本、新書判サイズのノベルス版、文庫、電子書籍の4形態で同時発売すると発表し話題を呼んだ。受賞作の「西巷説百物語」は04年に直木賞を受賞した「後巷説百物語」に連なる時代小説のシリーズ作品。