コイケ・マリコ。小説家。
2013年3月4日、小池真理子の「沈黙のひと」(文芸春秋)が第47回吉川英治文学賞(吉川英治国民文化振興会主催)を受賞。
1952年10月28日、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆活動をはじめ、78年エッセイ集「知的悪女のすすめ」でデビュー。その後、エッセイストから本来の希望であった小説家に転向し、89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞。96年「恋」で直木賞、98年には「欲望」で島清恋愛文学賞、2006年「虹の彼方」で柴田錬三郎賞を受賞するなど、恋愛小説の名手として知られる。他の作品に「プワゾンの匂う女」など。夫の藤田宜永も直木賞作家。受賞作は09年に85歳で亡くなった父をモデルにした作品。