コロムビア・トップ。本名、下村泰(ゆたか)。漫才師、元参議院議員。
6月7日、漫才協団名誉会長で元参院議員のコロムビア・トップさんが、呼吸不全のため死去。82歳。
1922年、東京生まれ。46年戦友だった初代ライトの故池田喜作さんとの漫才コンビ「青空トップ・ライト」でデビュー。49年、2代目ライトの故鳥屋二郎さんとコンビを組み、52年のコロムビア・レコードとの専属契約時に「コロムビア・トップ・ライト」に改称。ラジオで社会や政治風刺の時事漫才を連日生放送し、人気を得た。74年、無所属で参院選全国区に出馬し初当選。後に二院クラブの代表になるなど、参議院議員は通算3期務めた。障害者施設の慰問など福祉に力を入れ、心身障害者の援助を目的とした募金運動「あゆみの箱」の代表理事も長く務めた。97年に胃がんが見つかり、胃の3分の2を切除。その後、食道がん、のどのがんが見つかり、2003年にはラジオ番組でがん闘病を毎週報告し話題となった。