オダ・ノブナリ。フィギュアスケート選手。
3月5日、カナダで開かれていたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権の男子フリーで織田信成が初優勝。
1987年、大阪府生まれ。7歳から本格的にフィギュアスケートを始め、コーチは母親が務める。当初は、織田信長の七男・信高の家系で、信長から数えて17代目という話題が先行しがちだったが、「今はいい“おじいちゃん”を持ててよかったと思える」という余裕が出てきた。2004年1月には全国高校スケート・アイスホッケー選手権、国体少年の部で優勝。同年の世界ジュニアでは11位に終ったが、約2カ月の間カナダでホームステイしながら練習を積み、今季に備えた。シーズン当初こそけがの影響で出遅れたが、全日本ジュニア選手権、高校総体で優勝、全日本選手権では3位。世界ジュニア選手権では予選をトップで通過し、ショートプログラムで2位。フリーで逆転し初優勝を飾った。06年にはシニアデビューを控えている。また、今大会、女子は浅田真央が制しており、日本は初の男女優勝の快挙となった。