ウバガイ・ヒデタカ。ジェフ千葉GM。
2006年12月15日、サッカーJ1のジェフ千葉(ジェフユナイテッド市原・千葉)が、祖母井秀隆GM(ゼネラルマネジャー)の退任を発表。祖母井はフランスのグルノーブルフット38のGMに就任する予定。
1951年、兵庫県生まれ。報徳学園在学時、全国高校サッカー選手権大会に出場。大阪体育大学を経て、読売クラブ(現東京ヴェルディ1969)でプレーするが、間もなく引退。75年に渡独し、ケルン体育大学で指導者ライセンスを取得。クラブのユースチームを指導した。帰国後は大体大サッカー部のコーチとして、控え選手らを率いて社会人リーグに参戦するなど、育成重視の指導で注目された。95年、育成部長としてジェフ市原(当時)に招かれ、97年にはGM(チーム統括本部長)に就任。資金力が潤沢とはいえない中、ドイツで築いた人脈を生かして著名な監督を次々と招き、チーム力の底上げに貢献。2003年には、ヨーロッパの名門クラブからオファーが届いていたイビチャ・オシム(現日本代表監督)に、1カ月にわたる国際電話と自宅訪問で熱意を示し、監督就任を受諾させた。グルノーブルは、フランス2部リーグに所属する新興チームで、日本企業の資本参加でも知られる。