ウメザワ・ユカリ。囲碁棋士。
2007年2月28日、囲碁の第10期女流棋聖戦三番勝負で、梅沢由香里五段が万波佳奈(まんなみ・かな)女流棋聖を2勝1敗で破り、新女流棋聖となった。
1973年、東京都生まれ。小学1年のとき、父が碁盤を買ってくれたのをきっかけに囲碁を始め、中学2年で加藤正夫九段の門下に入り、日本棋院の院生となる。96年、慶応大学卒業と同時に入段、プロ棋士に。同年から2年間、NHK杯戦の聞き手としてテレビ出演し、「囲碁界のアイドル」となった。その後も、人気マンガ「ヒカルの碁」の監修を務めるなど活躍し、2005年には国際囲碁連盟理事に就任した。
02年に五段に昇段後、同年第4期女流最強戦準優勝、翌年の第24期女流鶴聖戦準優勝と好成績を挙げてきたが、デビュー11年目にして初のタイトル獲得となった。