サオトメ・タイチ。本名、西村太一。俳優。
2007年8月17~22日、大衆演劇界のスターで「100年に1人の天才女形」と話題を集める早乙女太一が、東京・銀座の「ル テアトル銀座」で特別公演を行う。
1991年、福岡県生まれ。父は大衆演劇一座「劇団朱雀(すじゃく)」の座長・葵陽之介、母も女優。4歳から舞台に立ち、東京・浅草の大勝館など、全国各地の大衆演劇場や健康ランドで巡業公演を行う。10歳を過ぎるころから、女形としての妖艶(ようえん)な舞いや流し目、切れ味の鋭い剣劇などが注目される。03年には北野武監督の「座頭市」に出演。最近はテレビ出演も相次ぎ、9月からはNHK大河ドラマ「風林火山」で若き日の北条新九郎(のちの氏政)を演じることが決まっており、人気も急上昇。写真集も発売され、女性誌の巻頭グラビアを飾るなど活躍の場を広げている。「日本一美しい15歳」「流し目王子」などとも言われている。5月には東京国際フォーラムで「早乙女太一~蒼伝説を舞う」の公演を成功させる。今回の「ル テアトル銀座」の演目は、大勝館で大当たりをとった舞踊劇「千年の祈り」で、同劇場での大衆演劇の上演は初の試みとなる。