2007年9月1日、プロ野球、広島東洋カープの前田智徳外野手が、広島市民球場で行われた中日17回戦の八回、久本祐一投手から右翼へ適時打を放ち、通算2000本安打を達成。
1971年、熊本県生まれ。熊本県立熊本工業高等学校時代に春夏あわせ計3回甲子園に出場し、90年ドラフト4位で広島東洋カープに入団。入団1年目から一軍で活躍し、2年目からレギュラーに定着。走攻守そろった外野手として、ゴールデングラブ賞(91~94年)、ベストナイン(92~94年)を獲得するなど高い評価を受けてきた。95年に右アキレス腱断裂の大けがを負い、残りのシーズンを棒に振ったが、翌年復帰。以後、故障と闘いながら、98年にはベストナインを再度獲得。2000年には左アキレス腱も手術するなど、満身創痍と言える状態で、シーズン打率3割を現役最多となる11度マークしている。