シイ・ヒロフミ。競馬騎手。
2008年6月1日、東京都府中市の東京競馬場で行われた「第75回東京優駿(日本ダービー)」(JpnI)で、四位洋文騎手が単勝1番人気のディープスカイに騎乗して優勝。四位は前年に続くダービー連覇で、これは1998年にスペシャルウィーク、99年にアドマイヤベガで武豊が達成して以来、史上2人目の快挙となる。
1972年、鹿児島県生まれ。91年騎手デビューし、その年は10勝に終わったが、94年に重賞初制覇したころから関西リーディングの上位に顔を出すようになり、96年にはイシノサンデーの皐月賞でGI初制覇、2006年にはJRA(日本中央競馬会)通算1000勝を達成した。07年のウオッカでは64年ぶりの牝馬によるダービー制覇を演出。08年は当初、ダービーで騎乗する馬がいなかったが、3月にディープスカイで第55回毎日杯(JpnIII)を勝ち、一気に道が開けた。同馬には今後海外遠征プランもあり、人馬ともにさらなる高みへ駆け上る可能性も出てきた。