ペリクレス・シャムスカ。Pericles Chamusca。サッカー監督。
2008年11月1日、サッカーJリーグのナビスコカップ決勝で、ペリクレス・シャムスカ監督率いる大分トリニータが清水エスパルスを2-0で破り、J1昇格6年目で初のタイトルを獲得。天皇杯を含めた国内タイトルを九州勢が獲得するのも初。
1965年、ブラジル、バイーア州生まれ。自身はプロ選手の経験はないが、大学の体育学部で学んだのち指導者に。92年ブラジルのビトーリアで監督としてのキャリアをスタート。以後、ブラジル国内の数多くのクラブチームで監督を歴任。この間、2002年ブラジリエンセでブラジル杯準優勝、04年2部チームだったサントアンドレイでブラジル杯優勝、1部昇格を果たすなど、多くの実績を残した。「現有勢力の整備」でチームの競争力を高めるタイプの監督で、若手の育成やベテラン選手の再生に定評がある。05年9月Jリーグの大分トリニータ監督に就任。自治省(現総務省)のキャリア官僚だったという異色の経歴を持つ大分フットボールクラブの溝畑宏社長、実弟のマルセロ・ヘッドコーチとともに、トップチームの4分の1という少ない予算で快進撃を続けている。