ハセガワ・ホヅミ。プロボクサー。
2010年11月26日、WBC世界フェザー級王座決定戦が行われ、前バンタム級王者で2位の長谷川穂積(真正ジム)が、チャンピオンのファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)に3-0の判定勝ち。2階級を上げた“飛び級”での2階級制覇は、日本人初の快挙となる。
1980年12月16日、兵庫県生まれ。小学校時代に、プロボクサーだった父親からボクシングを教わるようになり、99年11月プロデビュー。2005年に世界タイトルに初挑戦でウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)を破り、WBC世界バンタム級王者となった。以後、減量に苦しみながらも10度のタイトル防衛に成功し、「絶対王者」と呼ばれてきたが、10年4月に11度目の防衛戦でWBO世界同級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)に敗れ王座陥落。一時はバンタム級にとどまり王座奪還を目指したが、モンティエル側との交渉が難航したことから、本来の階級であるフェザー級へ転向。9月には同級2位へランク入りしていた。試合後、母親を亡くしたばかりの長谷川は「今までで一番勝ちたい試合だった」と心境を語った。