ハヤカワ・レン。アーチェリー選手。
カニエ・ミキ。アーチェリー選手。
カワナカ・カオリ。アーチェリー選手。
2012年7月29日、ロンドン・オリンピックのアーチェリー女子団体3位決定戦で、日本の早川漣(佐世保商業高校職員)、蟹江美貴(ミキハウス)、川中香緒里(近畿大学)の団体チームがロシアを破り、オリンピックのアーチェリー日本女子団体では初のメダルとなる銅メダルを獲得。
早川漣は1987年8月24日、韓国・全州生まれ。アーチェリー王国の韓国で小学3年から競技を始め、全北体育学校から実業団に進んだ。母親が日本人と再婚し、北京オリンピックアーチェリー日本代表だった姉の浪に続く形で2007年に来日し、日本体育大学に進学。09年に日本国籍を取得し、全日本選手権を10、11年と連覇。11年7月の世界選手権でロンドン・オリンピック出場枠を獲得。
蟹江美貴は1988年12月4日、岐阜県生まれ。中学時代に「運動をやりたいけど、走らなさそうでいい」という理由でアーチェリー部を選んだ。愛知産業大学三河高校時代に高校総体で団体優勝。名門・近畿大学に進み、2009年世界選手権団体で銀メダルを獲得。同年の全日本選手権で初優勝。
川中香緒里は1991年8月3日、鳥取県生まれ。県立米子南高校進学後にアーチェリーを始め、近畿大学に進学。2010年広州アジア大会代表。11年アジア選手権女子団体で優勝。11年6月のロンドン・オリンピックテスト大会では早川姉妹と臨んだ団体で銅メダル。
蟹江と川中はロンドン・オリンピック最終予選のワールドカップオグデン大会の最終選考会で代表の座を獲得。同ワールドカップで3位となり、上位3カ国・地域に与えられるオリンピックの団体出場枠を獲得。オリンピック本番では1回戦では世界ランキング3位のウクライナを破り、準々決勝では同5位のメキシコを撃破。準決勝では、オリンピック7連覇を達成した韓国に敗れたものの、3位決定戦でロシアを破り、1988年ソウル・オリンピックで団体種目が導入されてから初のメダルとなる銅メダル獲得となった。