ジェームズ・ナクトウェイ。James Nachtwey。報道写真家。
9月6日、戦争写真家ジェームズ・ナクトウェイの活動を追ったドキュメンタリー映画『戦場のフォトグラファー』が公開。
1948年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。ダートマス大学在学中にベトナム戦争の報道写真とアメリカ公民権運動に影響を受け、写真家になろうと決意。独学で写真を学ぶ。76年、ニューメキシコ州で新聞社のカメラマンとなり、80年からニューヨークでフリーの雑誌報道カメラマンとして活動を開始。翌81年、IRA(アイルランド共和軍)のハンガー・ストライキが行われていた北アイルランドの内戦で初めての海外取材をする。以来、アフガニスタン、ソマリア、インドネシア、ボスニア、チェチェン、コソボ、イラクなど世界中の紛争地帯や貧困地帯を訪れ、写真でその悲劇を伝えてきた。ロバート・キャパ金賞(5回)、ワールド・プレス・フォト賞(2回)、年間最優秀雑誌カメラマン賞(6回)など数多くの受賞歴を誇る。写真集に「Deeds of War」「Civil Wars」「Inferno」などがある。