ナツミ・マドカ。スキー・クロスカントリー選手。
2008年2月27日、スウェーデンのストックホルムで開催された、ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)女子個人スプリント・クラシカル(1km)で、夏見円が日本選手史上最高の3位に入賞した。
1978年、北海道生まれ。小学2年生のときからクロスカントリーを始め、旭川大学高等学校2年生のときにインターハイで優勝し、3年生でナショナルチーム入りした。ワールドカップ初出場は日本大学の1年時。2002年ソルトレークシティー冬季オリンピックでは、初採用された個人スプリントに出場、日本女子スキーの冬季オリンピック史上2番目となる12位になり、以後はスプリントに絞って取り組んできた。06年のトリノ冬季オリンピックでは、初採用の団体スプリントで福田修子と組み、日本女子距離スキー初の8位入賞を果たした。07年2月の世界選手権スプリントでは日本距離スキー史上初の5位入賞、同年12月のワールドカップでは青木富美子と並ぶ日本女子最高の5位に入賞。その後、引退も考えたが、170cmのめぐまれた体格を筋力トレーニングで鍛え、ストックワークの向上にも努めて今回の快挙に至った。