ヤマシタ・ケイゴ。囲碁棋士。
2010年6月29日、 囲碁の3大タイトルの1つ、第65期本因坊決定戦七番勝負で、羽根直樹本因坊に初挑戦した山下敬吾天元が4勝1敗とし、タイトルを奪取。歴代16人目の実力制本因坊となり、天元とあわせて2冠を制した。
1978年9月6日、北海道生まれ。小学2年生で全国少年少女囲碁大会に優勝。史上最年少の小学生名人となり、小学3年で母、兄と共に上京。元アマ名人の菊池康郎さんに師事した。93年初段となり、98年には新人王戦で初優勝。2000年に第25期碁聖戦で、7大タイトル初獲得。03年棋聖位を初奪取し、九段へ昇段。04年には第30期天元戦で天元位獲得。06年、第54期王座戦から4連覇。同年には史上2位となる27歳10カ月で、通算600勝を達成。本因坊のタイトル獲得までに棋聖5期、天元2期、王座2期など。実力制本因坊とは、従来、囲碁の家元であった「本因坊」の名跡が日本棋院に寄贈されたことから、1931年以降、実力で争われるタイトルの一つとなったことを意味する。