テラウチ・コハル。脚本家。
2010年5月12日、数多くのドラマの脚本を手掛けた脚本家の寺内小春さんが、急性心筋梗塞(こうそく)のため死去。78歳。
1931年10月18日、旧朝鮮の京城(現・韓国のソウル)生まれ。22歳で結婚。子育てが一段落した35歳ごろからシナリオ研究所に通い、72年、田宮二郎主演の「知らない同士」(TBS)でデビュー。その後「華岡青洲の妻」(CBC)やNHK朝の連続テレビ小説「おていちゃん」「なっちゃんの写真館」「父からの贈りもの」「はね駒(こんま)」などを手がけた。87年には「イキのいい奴」(TBS)と「麗子の足」(NHK)で女性として初めて向田邦子賞を受賞。他の作品に「人間万事塞翁が丙午」「虞美人草」「女の人差し指」(TBS)、「ひまわりの詩」(日本テレビ)、「花迷宮」(フジテレビ)、「鬼ユリ校長、走る!」(関西テレビ)、「黄落」(テレビ東京)などがある。