マキ・フミヒコ。建築家。
2010年12月17日、アメリカ建築家協会(AIA)が建築界に多大な影響を与えたとして、建築家の槇文彦さんに2011年のAIAゴールドメダルを授賞することを発表。
1928年9月6日、東京生まれ。52年東京大学卒業後、ハーバード大学大学院などに学んだ。アメリカのSOM建築事務所などを経て、ワシントン大学、ハーバード大学で教壇に立ち、65年帰国。同年槇総合計画事務所を設立。79~89年には東京大学教授をつとめた。「名古屋大学豊田講堂」(60年)、「藤沢市秋葉台文化体育館」(86年)で日本建築学会賞を受賞したのをはじめ、93年プリッツカー賞、国際建築家連盟(UIA)ゴールドメダル、朝日賞、98年村野藤吾賞、99年高松宮殿下記念世界文化賞、2001年日本建築学会大賞など受賞多数。他の代表作に「スパイラルビル」(1985年)、「京都国立近代美術館」(86年)、「幕張メッセ 新展示場・北ホール」(97年)、「代官山ヒルサイドテラスI-IV」(69~92年)、大分県中津市の「風の丘葬斎場」(97年)などがある。1907年に創設されたAIAゴールドメダルは建築理論、実践へ多大な影響を与えた個人へ与えられる最も名誉ある賞の一つとして知られる。