スティーブ・ジョブズ。Steven Paul Jobs。実業家。
2011年8月24日、病気療養中だったアメリカのコンピューター機器大手、アップルのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)が辞任を発表。
1955年2月24日、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。76年にスティーブ・ウォズニアックとともにアップルコンピュータを設立。85年、他の経営陣との対立から同社を離れ、86年にネクスト・コンピューターを設立。ワークステーション「NeXT」の製造販売を手掛けたが、営業不振からソフト専業のネクスト・ソフトウェアに転換。86年にはルーカス・フィルムのCG制作部門を買収、ピクサーと名付けCEOに就任。97年、アップルのネクスト買収に伴い同社に復帰、2000年CEOに正式就任した。以後、音楽事業のiTunesとiPod、通信事業のiPhoneとiPadなど、矢継ぎ早に同社の新事業の柱を構築。好業績を支えたが、膵臓(すい臓)がんなど多くの健康問題も抱え、09年1~6月には治療に専念するためCEOを一時休職している。11年1月18日から再び休職していたがCEOにはとどまり、同社の戦略的決定には関与していた。CEO辞任後は会長職に退く。
(その後、11年10月5日、死去。)