マツダイラ・ヤスタカ。バレーボール指導者。
2011年12月31日、バレーボール男子日本代表監督として1972年のミュンヘンオリンピックでチームを初の金メダルに導いた松平康隆さんが、肺気腫のため死去。81歳。
1930年1月22日、東京生まれ。慶応義塾大学、日本鋼管で9人制バレーの選手として活躍。61年現役を引退し、全日本男子コーチに就任。64年の東京オリンピック後には全日本男子監督となり、8年後の金メダルを目標に、アクロバティックなトレーニングや、時間差攻撃などの戦術でチームを強化し、68年メキシコオリンピックで銀メダルを獲得。「ミュンヘンへの道」というテレビ番組の制作をスポンサー付きでテレビ局に持ち込むなどの、メディアミックス戦術で男子バレーボール人気を盛り上げた、72年のミュンヘンオリンピックでは見事に金メダルを獲得した。89年から95年まで日本バレーボール協会会長。98年にはアメリカ人以外で初めてバレーボール殿堂(アメリカのマサチューセッツ州)入りを果たした。