スズキ・ケイジ。柔道選手。
9月14日、柔道世界選手権の男子無差別級で、本来100キロ級の鈴木桂治選手が30年ぶりに金メダルを獲得。
1980年、茨城県生まれ。3歳で柔道をはじめ、小学生時代はサッカー少年でもあった。ひざや足首が柔らかく足技が得意なのはそのせいだといわれる。国士舘中学から国士舘高校・大学とすすみ、平成管財柔道部に所属。100キロ級で、2002年ロシア国際、フランス国際、釜山アジア大会優勝。03年、嘉納杯、フランス国際に優勝。4月6日の全日本選抜体重別選手権の100キロ級決勝でも井上康生選手に優勢勝ちして優勝し、世界柔道の無差別級代表に選ばれた。9月14日の決勝ではペルテルソン(エストニア)に小外掛けで一本勝ちし、1973年ローザンヌ大会以来30年ぶりに最重量級以外の日本選手の優勝となった。今大会では男子100キロ級で井上康生、100キロ超級で棟田康幸、女子78キロ級で阿武教子、70キロ級で上野雅恵、48キロ級で田村亮子が金メダルを獲得。日本は金6、銀1、銅2の参加国・地域のトップとなる計9個のメダルを獲得、「本家」の面目を保った。