ヒロヤマ・ハルミ。陸上選手。
6月14日、日本陸連が、新たに男女17人のアテネ五輪代表選手を追加。女子長距離代表として、弘山晴美が96年アトランタ五輪から3大会連続で選出された。
1968年、徳島県生まれ。中学時代から陸上を始め、鳴門高校、国士舘大学を経て、91年資生堂入社。1500m、3000m、5000mの3種目で同時に日本記録を持ち「トラックの女王」と呼ばれた。96年のアトランタ五輪では5000m代表、2000年のシドニー五輪では、選考レースの大阪国際女子マラソンで日本歴代3位の記録をマークしながらマラソン代表の選に漏れ、1万m代表として出場したが、いずれも不本意な成績に終わった。04年の大阪国際女子マラソンでは5位となり、マラソンでのアテネ五輪出場はかなわなかった。しかし、トラックでの挑戦に切り替えた6月4日の陸上日本選手権で1万mに出場。五輪参加標準記録Aを破り3位に入賞、代表の座を獲得した。35歳での五輪出場は、日本陸上女子の史上最年長となった。