ミケランジェロ・アントニオーニ。Michelangelo Antonioni。映画監督。
2007年7月30日、「情事」などの作品で世界的に知られるイタリアの映画監督、ミケランジェロ・アントニオーニさんが死去。94歳。
1912年、イタリア、フェラーラ生まれ。映画批評を通じて映画界にかかわり、ロベルト・ロッセリーニ監督やマルセル・カルネ監督に師事。50年に「愛と殺意」で監督デビューを果たした。60年「情事」がカンヌ国際映画祭審査員賞、64年「赤い砂漠」がベネチア国際映画祭金獅子賞、67年「欲望」がカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。アラン・ドロン主演の「太陽はひとりぼっち」でも知られる。85年に脳梗塞をわずらったが、95年には、ドイツのヴィム・ヴェンダース監督と「愛のめぐりあい」を共作。2004年にはウォン・カーウァイ監督とスティーヴン・ソダーバーグ監督とともに手がけたオムニバス作品「愛の神、エロス」で「エロスの誘惑~危険な道筋」を監督した。