フクミ・トモコ。柔道選手。
2009年8月26日、オランダのロッテルダムで、柔道の世界選手権女子48kg級決勝が行われ、同大会初出場の福見友子が、スペインのブランコに優勢勝ちし、金メダルを獲得した。
1985年、茨城県生まれ。小学2年から柔道を始める。土浦日本大学高校2年に在学中の2002年に、全日本選抜体重別選手権女子48kg級に出場し、対日本人戦で12年間無敗だった谷亮子(当時、田村)を破って注目を集める。さらに、筑波大学に進学後の07年にも同選手権で谷を破って優勝したことから、谷に2度の黒星をつけた初めての選手として話題となった。08年の嘉納治五郎杯東京国際柔道大会、09年の全日本選抜体重別選手権で優勝するなど、48kg級のエース格ながら、主要な国際大会の代表の座は実績に勝る谷に譲ることとなり、世界選手権の出場は今大会が初。準決勝で北京オリンピック金メダリストのドゥミトル(ルーマニア)に一本勝ちするなど実力を発揮し、世界一を勝ち取った。現在は、筑波大学大学院に在籍しながら、了徳寺学園職員として同校の柔道部に所属する。