レイ・ハラカミ。rei harakami。本名、原神玲。電子音楽家。
2011年7月27日、ソロ活動のほか、さまざまなアーティストのリミックス、プロデュースを手掛け、シンガー・ソングライター矢野顕子とのユニット「yanokami」でも知られた電子音楽家のレイ・ハラカミさんが、脳出血のため死去。40歳。
1970年、広島県生まれ。98年、テクノ界を代表するレーベルのSublime Recordsよりデビューアルバム「unrest」を発表。99年のセカンドアルバム「opa*q(オパ*キュー)」や2001年のサードアルバム「red curb」で提示した繊細かつ独創的な電子音楽が、国内外のアーティストやリスナーから称賛される。その後、クラブミュージックやエレクトロニカといった枠を超え、矢野顕子、UA、Great3などの楽曲プロデュースや、くるり、竹村延和らの曲をリミックスするなど活動の幅を広げていく。07年公開の映画「天然コケッコー」ではサウンドトラックを担当。11年の夏は「yanokami」として多くの音楽フェスティバルに出演を控える中で、突然の訃報となった。