ラルフ・マクウォーリー。Ralph McQuarrie。コンセプトアーティスト。
2012年3月3日、SF映画「スター・ウォーズ」シリーズのコンセプトデザイナーで、主要キャラクターのデザインも手掛けたラルフ・マクウォーリーさんが死去。82歳。
1929年6月13日、アメリカのインディアナ州生まれ。朝鮮戦争従軍後、カリフォルニア州パサデナの現アートセンター・カレッジ・オブ・デザインで学んだ。テクニカルアーティストとして、ボーイング社のジャンボジェット組み立てマニュアル作成などに携わった後、70年代中ごろに友人を通してジョージ・ルーカスと知り合う。マクウォーリーはルーカス監督のSF映画「スター・ウォーズ」の台本をイメージ化して20世紀フォックス社からの製作資金獲得に貢献。また、同作品に登場するR2-D2やC-3POといったロボット、悪役のダース・ベイダーなど主要キャラクターもデザインした。映画「E.T.」や「未知との遭遇」、SFドラマ「宇宙空母ギャラクティカ」などでもコンセプト・デザインを担当。85年の「コクーン」ではアメリカのアカデミー賞で視覚効果賞を受賞した。