ヤマダ・ヒサシ。カドタ・ヒロミツ。タカギ・モリミチ。元プロ野球選手。
1月10日、2006年度のプロ野球殿堂入りが発表され、競技者表彰で山田久志、門田博光、高木守道の3氏が選ばれた。
山田久志は1948年、秋田県生まれ。秋田県立能代高校、富士鉄釜石(現・新日鉄)を経て、69年に阪急(現・オリックス)に入団。投手として活躍し、「芸術品」と評されたアンダースローから繰り出す速球とカーブ、シンカーを武器に75年からの3年連続日本一の原動力となった。88年に現役を引退。オリックス、中日のコーチを経て、2003年は中日の監督を務めた。通算成績は歴代7位の284勝166敗。防御率は3.18。
門田博光は1948年、奈良県生まれ。65年に奈良の天理高校で甲子園に出場。ノンプロのクラレ岡山を経て、70年に南海(現・ソフトバンク)に入団。2年目にして打率3割、本塁打31本、打点120の成績を残し同チームの主軸となる。79年、アキレス腱(けん)断裂というアクシデントに見舞われるも、翌80年に復活し本塁打41本を放った。88年に40歳で樹立した本塁打44本、打点125は現在も最年長記録。92年に引退し、現在は野球解説者。本塁打王3回、打点王に2回輝き、通算567本塁打は歴代3位。
高木守道は1941年、岐阜県生まれ。59年、岐阜商業高校で選抜大会準優勝を果たし、60年に中日に入団した。二塁手として活躍し、ダブルプレーを狙ったバックトスを得意とした。78年に2000本安打を達成。80年に引退し、中日のコーチ、監督を歴任した。盗塁王3回、2リーグ制以降最多の7度のベストナインに輝いている。