レーモン・ルフェーブル。Raymond Lefevre。編曲・作曲家。
2008年6月27日、「シバの女王」などのヒット曲で知られるフランスのピアニストで作曲家、指揮者のレーモン・ルフェーブルさんが死去。78歳。死因は明らかにされていないが、長く闘病生活を送っていたとされる。
1929年、フランスのカレー生まれ。パリ音楽院でピアノとフルートを学んだのちピアニストとして活躍。56年自分のオーケストラを結成し、女性歌手ダリダのデビュー曲「バンビーノ」の伴奏に自らのオーケストラを率いて共演。これがきっかけでその名を広め、テレビの人気音楽番組の担当を20年あまり務めた。58年に「雨の降る日」が全米でヒットし、68年には「シバの女王」が日本でもヒット。映画音楽なども手がけ、ポール・モーリアらと共にイージーリスニングの第一人者となった。72年以降、グランド・オーケストラを率いて11回の来日公演をこなし、引退後は子息のジャン・ミシェルがグランド・オーケストラの指揮を引き継いだ。