ヤマモト・ケイジ。滋賀県立野洲(やす)高校サッカー部監督。
1月9日、東京の国立競技場でサッカーの第84回全国高校選手権決勝が行われ、山本佳司監督率いる滋賀県代表の野洲高校が初優勝を飾った。
1963年、滋賀県生まれ。中学時代はサッカーをしていたが、滋賀県立水口高校時代から日本体育大学時代はレスリング部に所属。86年、留学した西ドイツ(当時)のケルンで、現日本サッカー協会技術委員長の田嶋幸三らと出会い、帰国後サッカー指導者を志した。大学卒業後、滋賀県立水口東高校に赴任。サッカー部のコーチを務め、インターハイ出場を果たす。97年、サッカー弱小校だった滋賀県立野洲高校に赴任し、部員を練習に参加させることからチーム作りを開始。プロになっても通用する選手を育て上げるという指導方針と個人技を重視したチームカラーゆえ批判も多く受けたが、2003年に初出場した選手権でベスト8に進出した手腕が評価され、ヨーロッパ・ユースカップに出場したU-17日本代表のコーチも務めた。