ハヤシヤ・ショウゾウ。本名、海老名泰孝(えびな・やすたか)。落語家。
3月21日、九代目林家正蔵の襲名披露公演が、東京・上野の鈴本演芸場で開幕。
1962年、東京都生まれ。祖父が七代目林家正蔵、父は“昭和の爆笑王”と呼ばれた三代目林家三平。78年父に弟子入りし、高校入学と同時に落語界に入った。81年に二ツ目となり、88年の落語協会分裂の原因ともなった大量真打ち昇進の際、13人抜きで当時最年少で真打ちに昇進。劇団「WAHAHA本舗」の創立メンバーとなるなど、バラエティ番組、ドラマ、司会、舞台などで幅広く活躍。高座での活動が陰に隠れる時期もあったが、99年頃から本格的に古典落語に取り組み始め、「読売GINZA落語会」などで評判を呼んだ。2003年には義兄の春風亭小朝、笑福亭鶴瓶、春風亭昇太、立川志の輔、柳家花緑と「六人の会」を旗揚げし、話題を呼んだ。江戸時代から続く大名跡の襲名に先立ち、寛永寺と浅草仲見世で“お練り”を敢行。上野から浅草まで約7キロをパレードした際には、沿道に延べ約14万人が詰め掛けた。