ドリュー・ギルピン・ファウスト。Catharine Drew Gilpin Faust。ハーバード大学次期学長。
2007年2月11日、ハーバード大学の理事会は次期学長(第28代)に南北戦争やアメリカ南部を専門とする歴史学者のドリュー・ギルピン・ファウストを選出。371年にわたる同大学史上、初の女性学長となる。
1947年、アメリカ、バージニア州生まれ。ブリンマーカレッジを経てペンシルベニア大学で修士及び博士号を取得後、同大に25年間勤務。2001年にハーバード大学ラドクリフ研究所の所長に招かれた。クリントン政権下で財務長官を務めたローレンス・サマーズ前学長が「女性は科学が苦手」という趣旨の発言から06年6月辞任に追い込まれた問題を受け、設置された性差別問題に関する委員会で責任者を務める。その際に示したリーダーシップが高く評価された。就任は07年7月1日。