サトウ・タカコ。作家。
2007年4月5日、「2007年本屋大賞」に、佐藤多佳子の青春小説「一瞬の風になれ」(講談社)が選ばれた。
1962年、東京都生まれ。青山学院大学在学中は児童文学サークルに所属。卒業後、会社勤めを経て、89年に「サマータイム」で月刊MOE童話大賞を受賞し、作家デビュー。「イグアナくんのおじゃまな毎日」(97年)で第45回産経児童出版文化賞、第38回日本児童文学者協会賞、第21回路傍の石文学賞を受賞。今回の受賞作「一瞬の風になれ」は、高校の陸上部を舞台にした青春小説。第136回直木賞候補となり、その後、第28回吉川英治文学新人賞を受賞。漫画化も予定されている。他の著書に「ハンサム・ガール」「五月の道しるべ」「スローモーション」などがある。NPO法人本屋大賞実行委員会が主催する本屋大賞は、全国の書店員の投票によって選出する賞として2004年に創設。前回までのいずれの受賞作も、ベストセラーとなったことで注目を集めている。