イシイ・サトシ。柔道選手。
2007年12月9日、柔道の北京オリンピック代表選考会の一つとなる嘉納杯東京国際最終日、男子100Kg超級決勝で石井慧(国士館大学)が世界選手権5位の井上康生(綜合警備保障)に優勢勝ちし、初優勝した。
1986年、大阪府生まれ。柔道師範の父を持ち、小学校6年生の時から柔道を始めた。清風中学時代に全国大会団体戦で優勝。清風高校1年で大阪府のタイトルを総なめにした後、恩師の勧めで国士舘高校に転入。2004年には講道館杯100kg級を制し、史上3人目の高校生王者になった。06年には19歳4カ月で全日本柔道選手権100kg級を制し、山下泰裕の最年少優勝記録を6カ月塗り替え、47年ぶり2人目の初出場初優勝の快挙を成し遂げた。自他ともに認める練習の虫として知られる。07年9月、100kg超級へ転向。階級転向後、初の個人戦となった今大会の優勝で、北京オリンピック代表争いに名乗りを上げた。