アラセ・ヒデオ。元力士、タレント。
2008年8月11日、がぶり寄りと長いもみあげがトレードマークだった元大相撲関脇の荒勢で引退後はタレントとしても活躍した荒瀬英生さんが、急性心不全のため死去。59歳。
1949年、高知県生まれ。中学で相撲をはじめ、高知高校、日本大学を経て花籠部屋に入門。72年初場所で初土俵。73年名古屋場所で新入幕。75年からは荒勢永英と改め、右からのがぶり寄りと長いもみあげで人気を集めた。81年秋場所かぎりで現役を引退。幕内通算48場所で、殊勲賞1回、敢闘賞2回、技能賞1回。引退後は年寄・間垣を襲名したが、83年2月に廃業し芸能界に転身。現役時代から、歌やCMで活躍していたが、同年、五社英雄監督の映画「陽暉楼」で俳優デビュー。テレビでは温泉リポーターを担当するなど、タレントとして活躍した。他の出演作に、映画「自由な女神たち」「唐獅子株式会社」「北の蛍」、NHK大河ドラマ「春の波濤」などがある。