オオハラ・レイコ。女優。
2009年8月3日、サントリーのテレビCMコピー「少し愛して、なが～く愛して」の印象的な声などで多くのファンを魅了した女優、大原麗子さんが、不整脈による内出血のため死去。62歳。
1946年、東京都生まれ。64年にNHKのテレビドラマ「幸福試験」でデビュー。翌65年東映入りし、映画「孤独の賭け」で銀幕デビューを果たした。以後、「網走番外地」「不良番長」シリーズなど数々の映画作品に出演し、「男はつらいよ」シリーズでは2度マドンナ役を務めた。「好感度タレントNo.1」に何度も選ばれるなど、和風の美人女優としてドラマやCMでも人気を集め、NHKの大河ドラマ「春日局」では主役を務めた。私生活では73年に俳優の渡瀬恒彦と結婚し、78年に離婚。80年には歌手の森進一と結婚し、84年に離婚している。大原さんは99年に、筋肉を動かす神経に障害が出るギラン・バレー症候群を患って以来、仕事をセーブしていた。