アライ・ジュンイチ。テキスタイルプランナー。
2011年7月1日、三宅一生、川久保玲らのコレクションを支えてきた日本を代表するテキスタイルプランナー、新井淳一が、イギリス王立芸術大学から名誉博士号を授与され、授賞式が行われた。
1932年3月13日、群馬県生まれ。群馬県立桐生高校卒業後、実家の織物製造業に従事。金属やプラスチックフィルムなどの異素材と伝統技法を用いて斬新な構造の布を制作。70~80年代の日本のファッションデザイナーの世界進出を陰で支えた。王立芸術大学の名誉博士号を授与された日本人は、陶芸家の故・浜田庄司(73年)、ファッションデザイナーの三宅一生(93年)、川久保玲(97年)、現代陶芸家の金子潤(2005年)に次いで5人目だが、テキスタイル分野では初めて。