アラシロ・ユキヤ。プロ自転車選手。
2012年7月4日、世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスの第4ステージで、新城幸也(チーム ヨーロッパカー)が09年の別府史之以来、日本勢としては2人目となる敢闘賞を獲得。
1984年9月22日、沖縄県生まれ。県立八重山高校3年の時に父の知人で自転車選手の福島晋一に素質を見いだされ、03年にフランスへ渡り、本格的に自転車ロードレースを始めた。05年に全日本選手権U23のロードレースと個人タイムトライアルで優勝。06年にプロとなり、ツアー・オブ・ジャパン第1戦で2位デビュー。07年ツアー・オブ・ジャパン第7戦で初優勝、同年全日本選手権でも優勝。09年1月フランスの強豪チームBboxブイグテレコムに移籍、ツール・ド・フランスにも別チームの別府史之とともに初出場初完走を果たした。10年にはジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスの2大大会に出場。3度目の出場となった今大会の第4ステージでは、スタート直後にアタックを決め、ゴールまで7キロを残してメーン集団に吸収されるまで、200キロ以上を積極的に攻め続けた走りが評価されて敢闘賞に選ばれた。日本勢としては09年大会最終日の別府以来2人目で、この時はステージでの表彰が省略されていたため、新城がツール史上初めて表彰台に上がった日本人となった。