イシガミ・ミツトシ。本名、今村昭。映画評論家。
2012年11月6日、電通に映像クリエーターとして勤めながらミステリーやSF映画を中心に評論を行った石上三登志さんが、骨髄がんのため死去。73歳。
1939年1月3日、東京都生まれ。明治大学文学部卒業後、64年電通に入社。映像クリエーターとして「レナウン・イエイエ」「ナショナル・乾電池・人造人間」「男は黙ってサッポロビール」など数多くのCMを手がけた。その一方、評論などで低予算のホラー映画やSF映画に光を当てる他、マンガ、ミステリー、広告など幅広い分野で活躍した。また、「刑事コロンボ」の翻訳や、「スター・ウォーズ」を日本に紹介したことでも知られる。著書に「キングコングは死んだ―私説アメリカ論」「吸血鬼だらけの宇宙船―怪奇・SF映画論」「地球のための紳士録」「定本 手塚治虫の世界」「私の映画史―石上三登志映画論集成」がある。