アガワ・サワコ。エッセイスト、作家。
2012年12月10日、阿川佐和子の著書「聞く力 心をひらく35のヒント」(文芸春秋刊)の15万部増刷が決定し、累計100万部に。2012年発行の書籍で唯一のミリオンセラーとなった。
1953年11月1日、東京都生まれ。作家、阿川弘之の長女。慶応義塾大学文学部西洋史学科卒業後、織物工芸家を志していたが、81年、TBS系の情報番組「朝のホットライン」でリポーターに。これがきっかけで報道番組のキャスターを務めるようになり、89年にTBS系「筑紫哲也ニュース23」、93年に同「報道特集」などでもキャスターを担当した。同時にエッセイストとしても活躍。著書に「スープ・オペラ」「婚約のあとで」、2000年の坪田譲治文学賞を受賞した「ウメ子」、共著書に1999年の講談社エッセイ賞を受賞した「ああ言えばこう食う」などがある。93年に始まった「週刊文春」の対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」は、900回を超える長期連載。2012年1月20日に刊行した「聞く力」は、同連載を基に書き下ろしたもので、幅広い読者層から支持を集めた。