クドウ・コウヘイ。プロスノーボーダー。
ナカシマ・シホ。プロスノーボーダー。
2008年9月7日、スノーボード・ワールドカップ開幕戦のハーフパイプ(HP)がニュージーランドのカードロナで行われ、男子は工藤洸平(シーズ)が初優勝、女子は中島志保(桃源郷スノーボードクラブ)が2度目の優勝を果たした。
工藤洸平は1990年、北海道生まれ。両親がスノーボードを楽しむ姿を見て、小学1年から競技を始める。05年には中学生初の全日本選手権制覇。ワールドカップには、06年のクライシュベルク大会(オーストリア)が初出場。同年、ジュニア世界選手権(韓国)で日本勢初の金メダルを獲得。07年にはFIS(国際スキー連盟)ワールドカップのランキングで2位となるなど、脚光を浴びた。
中島志保は1978年、岐阜県生まれ。95年、16歳でスノーボードを始める。17歳で、当時通っていた三重県の鈴鹿工業高等専門学校をやめ、アルバイトをしながらプロを目指した。2005年の世界選手権で7位、同年のワールドカップでは初優勝。06年のトリノ・オリンピックでは日本選手で最高の9位を記録した。スノーボードの同一大会での日本勢のアベック優勝は06年に3回あり、今回が4回目。そのうち2回に中島が名を連ねている。