セジマ・カズヨ。建築家。
2009年11月9日、10年に開催される第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の企画責任者となる総合ディレクターに、建築家の妹島和世が日本人として初めて選ばれた。建築展では女性としても初となる。
1956年、茨城県生まれ。日本女子大学大学院を修了後、伊東豊雄建築設計事務所に勤務。87年、独立し、妹島和世建築設計事務所を設立。「再春館製薬女子寮」で新日本建築家協会新人賞を受賞。95年より西沢立衛と共同で設計を始め、設計ユニットSANAA(Sejima And Nishizawa And Associates)を設立。96年「国際情報科学芸術アカデミーマルチメディア工房」で日本建築学会作品賞、2004年には「金沢21世紀美術館」で第9回ヴェネチア建築ビエンナーレ展示部門金獅子賞などを受賞。他の建築物に、「ディオール表参道」、アメリカの「トレド美術館ガラスパビリオン」、スペインの「バレンシア近代美術館増築」などがある。ヴェネチア・ビエンナーレは美術展と建築展を1年ごとに交互開催し、10年の建築展は8月から11月まで開催予定となっている。