オオサワ・ケイジ。本名、昭。元プロ野球監督、野球評論家。
2010年10月7日、「大沢親分」の愛称で親しまれ「球界のご意見番」とも呼ばれた、元日本ハム、ロッテの監督で、野球評論家の大沢啓二さんが、胆のうがんのため死去。78歳。
1932年3月14日、神奈川県生まれ。兄の清、紀三男も元プロ野球選手。神奈川県立商工高校時代は投手として甲子園に出場。立教大学では主将、4番打者として活躍。56年プロ野球の南海ホークス（現・福岡ソフトバンクホークス）に入団し59年の日本一に貢献した。65年東京オリオンズ（現・千葉ロッテマリーンズ）に移籍し同年限りで引退。その後、ロッテ、日本ハムで監督を務め、日本ハムでは81年球団初のリーグ優勝を果たした。監督通算成績は725勝723敗99分け。監督退任後は、解説者や全国野球振興会（日本プロ野球OBクラブ）理事長として野球の普及、発展に努めた。コメンテーターを務めたTBS系の番組「サンデーモーニング」では、「あっぱれ」「喝（かつ）！」の決めぜりふでご意見番として人気を博していたが、09年10月に胆のうがんが発覚。手術をせずに抗がん剤などで治療を続けていたが、10年9月19日の出演を最後に体調不良を訴え入院していた。