アリモト・ヨウコ。料理研究家。
2012年3月6日、料理本のアカデミー賞とも言われる「グルマン世界料理本大賞」の授賞式が行われ、料理研究家の有元葉子の著作「料理は食材探しから」が「食の紀行部門」でグランプリを受賞。また「食の歴史部門」で南里空海の「神饌(しんせん)神様の食事から“食の原点”を見つめる」が3位となった。
1960年代後半に婦人画報社(当時)でファッション誌の編集者として働いたのち、専業主婦として20年間は3人の娘の子育てに専念。自宅のインテリアの取材の際や友人宅などで料理をふるまったのをきっかけに、雑誌の料理ページを担当。その後、料理の仕事が増え、書籍、テレビなどでも活躍。東京、長野県野尻湖、イタリアのウンブリア州に家を持ち、それぞれの暮らしから生まれるレシピを提案している。受賞作の「料理は食材探しから」は日本国内で優れた食材を扱う人々を訪ね歩いてまとめたもの。