ディーン・ゲンキ。陸上選手。
2012年6月9日、陸上のロンドン・オリンピック代表最終選考会を兼ねた日本選手権の男子やり投げで、20歳のディーン元気(早稲田大学)がオリンピック参加標準記録A(82メートル)を上回る大会新の84メートル3センチで初優勝。初のオリンピック代表の座を獲得した。
1991年12月30日、兵庫県生まれ。イギリス人の父を持つ。兄の影響で神戸市立平野中学校から陸上をはじめる。全日本中学選手権で砲丸投げ4位を記録するが、中学3年生のときには円盤投げでジュニアオリンピック優勝。尼崎市立尼崎高校からやり投げを始め、2009年高校総体で円盤投げとの2冠を達成。10年に早稲田大学へ進学後やり投げに専念し、同年の世界ジュニア選手権やり投げで銀メダル。日本選手権では10年3位、11年2位。12年4月29日のロンドン・オリンピック代表選考会を兼ねた陸上の織田幹雄記念国際大会では、自己記録を4メートル68センチ更新。日本歴代2位となる84メートル28センチを記録し注目を集めていた。