セリーナ・ウィリアムズ。Serena Williams。プロテニス選手。
2012年7月7日、テニスの4大大会の一つ、ウィンブルドン選手権(全英)の女子シングルス決勝が行われ、30歳のセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)が第3シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)を下し、2年ぶり5度目の優勝を果たした。
1981年9月26日、アメリカのミシガン州生まれ。95年プロデビュー、99年の全米オープンで4大大会初優勝。2002~03年にかけ、全仏、全英、全米、全豪の4大大会を連続優勝し、世界ランク1位も獲得。一時成績が低迷したが、07年の全豪で復活。以後、全英では09年、10年と連勝を果たしたが、直後にガラスを踏んで右足をけがした。その後、肺血栓の手術を行い、1年近く試合から遠ざかり、一時は世界ランキングも169位まで下降。12年の全仏では1回戦負けを喫するなど、その衰えを指摘する声も多かったが、30歳にして見事な復活劇を見せた。4大大会は通算14勝目で、30代の優勝は1990年のマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)以来。全英シングルスの優勝回数で姉ビーナスの5回と並んだセリーナは、姉と組んだダブルスでも優勝を果たした。