クニエダ・シンゴ。車いすテニス選手。
2012年9月8日、ロンドン・パラリンピックの車いすテニス男子シングルス決勝で、08年北京大会覇者の国枝慎吾が世界ランキング1位のステファン・ウデ(フランス)を破り、男子シングルス史上初となる2連覇を達成。
1984年2月21日、千葉県生まれ。9歳のときに脊髄腫瘍のため車いす生活となったが、2年後に車いすテニスを始め、2004年のアテネ大会では斎田悟司と組んで車いす男子ダブルスで金メダルを獲得。07年にはオーストラリアオープン、ブリティッシュオープン、USオープン、ジャパンオープンの4大大会を制する史上初のグランドスラムを達成。08年の北京大会では、男子シングルスで優勝、斎田と組んだダブルスでも銅メダルを獲得した。09年4月には車いすテニスでは日本初となるプロ転向を宣言。オーストラリアオープン5連覇、ジャパンオープン6連覇、全仏オープン4連覇、USオープン3連覇などの記録を持つ。07年のオーストラリアオープンから11年のジャパンオープンまで17連勝、07年11月から10年11月までにシングルスで108連勝を記録。11年のUSオープンでひじを痛め、12年2月に手術。5月のジャパンオープンで公式戦復帰を果たしたばかりだった。