コバヤシ・カムイ。F1ドライバー。
2012年10月7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われたF1世界選手権第15戦日本グランプリ(GP)で、3番手でスタートした小林可夢偉(ザウバー)が3位に入賞。日本人ドライバーが表彰台に上るのは、1990年の鈴木亜久里、2004年の佐藤琢磨に次いで3人目。
1986年9月13日、兵庫県生まれ。9歳でカートレースを始め、2001年全日本カート選手権のICAクラスでシリーズチャンピオンを獲得。02年から若手ドライバー育成を目的としたフォーミュラ・トヨタで4輪レースに移り、03年同シリーズ2位。フォーミュラ・ルノー、F3ユーロシリーズを経て、08年にはGP2アジア、メインシリーズに参戦し、F1のパナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバーも兼任。09年10月ブラジルGPでF1デビューし、最終戦のアブダビGPでは6位入賞を果たした。10年トヨタのF1撤退を受けて、ザウバーとのレギュラードライバー契約を結ぶ。12年シーズンは開幕戦オーストラリアGPで6位、第5戦スペインGPで5位、第10戦ドイツGPで4位となるなど、徐々に表彰台に近づいていた。