コガイ・カズヨシ。ソムリエ、ソムリエシェフ。
2007年10月1日~2日、オーストリアで開かれた国際ソムリエ協会の総会で、小飼一至・日本ソムリエ協会会長が、新会長に選出された。
1946年、長野県生まれ。県内の高等学校を卒業後、69年にマキシム・ド・パリに入社し、79年にマスターソムリエとなり、81年には全国ソムリエ最高技術コンクールで優勝。82年にプリンスホテルに入社。88年に、パリ国際ソムリエコンクールで日本人初の第3位入賞を果たし、93年から2007年まで国際ソムリエ協会技術委員に就任。その間、ヨーロッパや世界のソムリエコンクールの審査委員を歴任する一方、05年には日本のソムリエ協会の会長に就任するなど、常にワインのエキスパートとして活動を続ける。07年10月に、日本を始め世界42カ国の協会が加盟する国際ソムリエ協会の総会がオーストリアで開かれ、アジアからは初めて会長に選出された。同協会は、およそ3年に一度、世界最優秀ソムリエコンクールを開催するなど、ソムリエの育成や地位の向上に取り組んでいる。ソムリエとは、ワインのみならず酒類、飲料、食全般に関して豊富で専門的な知識を有し、個々のお客の求めに応じて適切な助言を与え、とりわけ、ワインなどの飲料のサービスの提供を行う専門職のことをさす。