オクダ・ヒデオ。作家。
2009年3月4日、奥田英朗の長編サスペンス「オリンピックの身代金」が第43回吉川英治文学賞を受賞。
1959年、岐阜県生まれ。岐阜県立岐山高校卒業後、上京。コピーライター、雑誌編集者、構成作家などを経て、97年「ウランバーナの森」で作家デビュー。2002年の第4回大藪春彦賞受賞作「邪魔」などのシリアスな作品、04年に第131回直木賞を受賞した「空中ブランコ」などのユーモラスな作品と、幅広い作風で人気を集める。06年には「サウスバウンド」で本屋大賞2位、07年には「家日和」で第20回柴田錬三郎賞を受賞。ほかの著書に、現代女性をテーマにした「マドンナ」「ガール」、エッセイ「延長戦に入りました」「野球の国」など。受賞作の「オリンピックの身代金」は、昭和30年代末の東京を舞台に、オリンピックの妨害を図るテロリストと刑事の戦いを描いたサスペンス作品。