ネギシ・キチタロウ。映画監督。
2009年9月8日、カナダで開かれた第33回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門で、「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞を受賞。
1950年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部演劇学科卒業後、日活に入社。藤田敏八、曽根中生に師事。78年「オリオンの殺意より、情事の方程式」で監督デビュー。81年、ATG作品「遠雷」でブルーリボン賞の監督賞と芸術選奨新人賞を獲得し注目を浴びた。その後も「探偵物語」「ウホッホ探検隊」「永遠の 1/2」などの作品を監督。2005年の「雪に願うこと」では第18回東京国際映画祭のグランプリを含む4部門受賞をはじめ数々の映画賞を受賞。受賞作の「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」は、09年が生誕100年となる太宰治の短編数本を原作にした作品で、日本国内では09年10月10日から公開される。