マツイ・ヒデキ。プロ野球選手。
2009年11月4日、アメリカ大リーグのワールドシリーズ第6戦で、ニューヨーク・ヤンキースがフィラデルフィア・フィリーズに7対3で勝ち、9年ぶり27回目の優勝。シリーズの最優秀選手(MVP)には、松井秀喜が日本人選手で初めて選ばれた。
1974年、石川県生まれ。小学5年から本格的に野球を始め、星稜高校を経て、92年のドラフトで1位指名を受け巨人に入団。4番打者として3度の2冠、MVPなどの成績を残し、2002年FAを宣言。03年、野手としては4人目の日本人メジャーリーガーとしてヤンキース入りし、ワールドシリーズ出場も果たした。05年にはチームと4年契約を結んだが、翌06年、試合で守備中に左手首を骨折。07年11月には右膝の内視鏡手術、08年9月には左膝を手術し、契約最終年となる09年シーズンは指名打者(DH)専門だった。そのうっぷんを晴らすかのように、ワールドシリーズでは通算打率6割1分5厘、本塁打3本、打点8と大活躍。特に第6戦の1試合6打点は、1960年のボビー・リチャードソン(ヤンキース)に並ぶワールドシリーズ・タイ記録となり、松井はヤンキースに移籍して7年目に念願のワールドシリーズ勝者に輝いた。